アメリカディーディー殺人事件の犯人は娘ジプシー!真相結末と現在は【アンビリバボー】

2020年11月5日に放送される「アンビリバボー」で【殺害された“素敵な母”二転三転の大事件】について特集されます。

これは、2005年ハリケーン・カトリーナから奇跡的に救出された母親「ディーディー・ブランチャード」と娘「ジプシー・ローズ」の話。

ジプシーは生まれつき障害を抱えており車イス生活を余儀なくされていました。

そして、新聞で彼女たちの救出劇が報じられると支援物資や募金、一戸建てまで贈呈されることに。

ところが、10年後ディーディーが何者かに殺害された状態で発見。

犯行を計画したのはなんとジプシー・ローズによるものでした。

この記事では、ディーディー・ブランチャードと娘ジプシー・ローズの偽りや殺人事件を起こすまでについて紹介していきます。

【アンビリバボー】2015年にアメリカで母親ディーディーが娘のジプシーに殺害される!

事件は2015年6月14日に起きます。

ミズーリ州の自宅でディーディーが何者か刺され、遺体となって発見されたのです。

実はディーディーが発見される前に彼女のFacebookに不穏な投稿がありました。

そして、それを見た隣人が心配から警察に連絡しディーディー発見に至ったようです。

家には娘であるジプシーの姿もなく、最悪の事態が想定されていました。

ところが、数日後ディーディー殺害容疑で逮捕されたのはジプシーとジプシーの彼氏であるニコラス・ゴデジョン。

驚きだったのは病気を患い、車イスに乗って歩くことも出来ず、ガン治療の副作用により髪の毛が無いか弱いジプシーではなく、普通に食べ歩きをする普通のジプシーがいたのです。

ジプシーが患っていた病気は全てディーディーが作り上げた嘘だったのです。

 

ディーディーを殺害したのはジプシー!病気・障害は全て嘘

ジプシーが誕生したのはディーディーが24歳の時。

当時17歳だったロッド・ブランチャードとの間にできた子供。

しかし、ジプシーが誕生する前に2人は別れてしまい、ディーディーは自分の家族と一緒に過ごす事になります。

ディーディーによるジプシーの工作は生まれて3か月後に始まります。

ディーディーによるジプシーへの病気工作
  • 生後3か月:睡眠時無呼吸症候群を疑うも異常なし→染色体異常に起因していると疑う
  • 7~8歳頃:バイクの事故で軽傷を負う→普通に歩ける状態も車イスに縛りつける

その後もディーディージプシーの視力や聴力に問題、さらに筋ジストロフィーの兆候があるとまで主張したのです。

そして、2005年に起きたハリケーンにより移住を余儀なくされると、重度の障害者の娘を持つシングルマザーの物語はマスコミにより広く知れ渡り、寄付金やバリアフリー付きの一戸建てが贈呈される事になったのです。

しかし、その一方でディーディーはジプシーを支配し日常的に虐待を行っていました。

他人といる時は常に手を握り、ジプシーが病気でない事を示す行動や言動をしようものなら全力で手を握り阻止。

さらに、平手打ちやハンガーを使って暴力を振るうことも。

ジプシーの髪の毛はバリカンで剃るなど徹底されたものでした。

そんな事もあり、年を重ねるとジプシーは次第にディーディーから離れたい気持ちが強くなります。

 

ジプシーはゴデジョンと一緒にディーディー殺害を計画

ジプシーが年齢を重ねると、車椅子でも参加しやすいSFのコンペティションに行きコスプレをすることも。

また、ネットを通じて男性と知り合うようになります。

2011年にはディーディーから逃げようとするもネットで知り合った男性とホテルで一緒にいるが見つかり、連れ戻されことに。

ディーディーはジプシーのパソコンを壊したり、警察に「ジプシーが心神喪失状態にある」と書類を提出するなど支配はさらにエスカレート。

その後、2012年頃にジプシーがオンラインで知りあったのが「ニコラス・ゴデジョン」でした。

ジプシーはゴデジョンと交流を深めるとディーディーの殺害を計画。

そして、2015年6月にゴデジョンはディーディーとジプシーが外出している間に自宅に侵入。

ディーディーが就寝後にジプシーの指示でゴデジョンは犯行に及ぶことに。

犯行後、2人は家に置いてあったお金を持ち出し逃亡。

しかし、地元の複数の防犯カメラに2人の様子が映っており逮捕までに時間はそれほどかからなかったようです。

 

ジプシーとゴデジョンの裁判結果と現在は

ジプシーについて長期間の虐待を受けてい事が明らかになると同情の声が多数寄せられます。

ミズーリ州では第一級殺人罪は死刑もしくは終身刑が科せられますが、2015年7月に懲役10年が言い渡されています。

ジプシーは刑務所内でメディア取材を受けた際

母と暮らすよりも、刑務所の中の方が自由に感じる。なぜなら今、私は普通の女性のように生きることを許されているからだ。

と答えたそうです。

さらに、ディーディーについては刑務所で調べたところ「代理ミュンヒハウゼン症候群」の症状にほぼ一致したと判明。

代理ミュンヒハウゼン症候群とは

ミュンヒハウゼン症候群の一形態であって、傷害の対象が自分自身ではなく何か代理のものであるような精神疾患である。

多くの場合、傷害対象は自らの子や要介護者であるため、児童虐待、高齢者虐待、障害者虐待と同列に挙げられる。

しかしながら傷害行為自体は患者の目的ではなく、手段として傷害行為に及び自分に周囲の関心を引き寄せることで、自らの精神的満足を他者から得ようとしているものである(共依存)。

(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/)

ディーディーは自身の母親からの虐待経験や元夫であるロッドの気を引くためにジプシーを使った嘘を工作していったのではないかと。

また、ゴデジョンは精神疾患の持病があり判決まで時間を要し、2019年2月に終身刑が言い渡されますが現在も係争しているようです。

氷見事件タクシー運転手柳原浩さんが冤罪逮捕で真犯人は大津英一!【アンビリバボー】

2020年4月2日

【アンビリバボー】監察医・巽信二の公園溺死事故の結末真相と犯人

2020年9月17日