2020年11月19日に放送される「奇跡体験!アンビリバボー」で完全犯罪目論む天才大学教授VSベテラン刑事について特集されます。
これは、1985年にアメリカで起きた大学教授の夫が妻を殺害した事件です。
亡くなったのはエレン・シャーマン。
そして、逮捕されたのは夫である「エドワード・シャーマン」。
ただ、エド(エドワード)が逮捕されるまでに5年の時間を要しておりそこには天才的なアリバイ工作があったようです。
この記事では、エドワード・シャーマンが起こした妻・エレンの殺人事件の詳細や手口と裁判結果や現在について紹介してきます。
【アンビリバボー】1985年アメリカで夫のエドワード・シャーマンが妻のエレンがを殺害!
事件が起きたのは1985年8月4日。
アメリカ・コネチカット州の小さな町でエレン・シャーマンが自宅で亡くなっている状態で発見。
Ed and Ellen Sherman, a couple with unique interests https://t.co/m7NXSWjb8G #ForensicFiles pic.twitter.com/sKEMglXbjo
— HLN (@HLNTV) December 6, 2015
エレンは首回りを何かで絞められた跡があり、彼女の下着が巻かれていたという。
第一発見者はエレンの同僚であるレン・フレドリクソン。
フレドリクソンはエレンを発見した時「部屋が冷蔵庫にように冷たい」と発言していました。
そして、エレンの夫であるエドワード・シャーマンはその時友達と一緒にセーリング旅行をしていたとのこと。
エドは警察からの連絡でエレンの死を知る事となります。
そして、容疑者として浮上したのはエドとフレドリクソン。
しかし、エドはエレンが遺体で発見された日に友達と旅行に行っていたアリバイがあるため犯行は不可能。
フレドリクソンも逃亡していない事や検証から除外されることに。
犯人に繋がる手がかりを得る事ができず、事件はコールド・ケース(未解決事件)へ。
ところが、事件から5年後の1990年にエドがエレン殺害容疑で逮捕される事となります。
エドワード・シャーマンのエアコンを使った手口!

事件が大きく動くきっかけとなったのは、フレドリクソンの「部屋が冷蔵庫にように冷たい」という発言とエレンの胃に残ってい未消化のリングイネ。
当初は遺体検証からエレンが発見された時、死後24時間~32時間経過していると断定されていました。
しかし、フレドリクソンの発言からもっと前に亡くなったのではないかと推測。
その上、リングイネの消化の実験を実施。
すると、リングイネは4時間でエレンが発見された時と同じ状態に。
そして、8月2日にエレンがランチでシーフードリングイネを食べていた事が判明。
実は、旅行に出かける前にエドはエレンの首を絞めて殺害していたのです。
エドは部屋にあるエアコンの温度を低くしてエレンの遺体腐敗を遅らせ、死亡推定時刻を特定させにくくする事を計画。
エドは殺害直前に地元のビデオショップで映画「ブラックアウト」を借りていたとのこと。
Blackout (1985) pic.twitter.com/otBSFS18s3
— volveralosochenta (@volveralosochen) August 29, 2016
映画ではエアコンを使って遺体の死亡推定時刻をずらす手口が使われており、エドは映画を見て触発されたのではないかと言われています。
さらに、彼女の下着を首に巻くことで性犯罪目的による殺害と思わせたのです。
そして、事件が難航したのはエレンが寝ていたベットから50以上の体液DNA反応があったとのこと。
最終的に体液から容疑者を特定するには至らなかったようです。
電話の偽装工作が決定打に!エドワード・シャーマンの裁判結果や現在は

またエレン殺害後、エドは友達のヘンリー・マクダフの家に向かいマクダフの家から自宅にいるエレンに電話をかけたとのこと。
もちろん、エレンは亡くなっているためこれはエドによる偽装工作。
実際は電話などかけていなかったのです。
そして、1990年マクダフの子供クリスティンが突如「友達に電話をかけようとしたら通話になっていないにもかかわらずエドが喋っている所を見かけた」と証言。
というのも当時、電話の親機の通話は子機を耳を当てると聞こえたそうです。
裁判ではクリスティンの証言が大きな決定打となり、エドは1992年に第一級殺人の罪で懲役50年の刑が言い渡されています。
エドは判決後も罪を認めなかったとのこと。
そして、判決から4年後の1996年にエドは心臓発作により52歳で亡くなったようです。
また、エドの逮捕に一役買ったマイケル・マルチック刑事も2016年に70歳で亡くなられています。
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