プロゴルファー飛行機墜落事故原因や結末ペインスチュワートの現在は?【1999年リアジェット35墜落事故】

2020年3月23日に放送される「衝撃“神”映像☆仰天映像クイズ」で超有名プロゴルファーの飛行機墜落事故について特集されます。

この事故は「1999年リアジェット35墜落事故」と言われており、アメリカのプロゴルファーであったペイン・スチュワートが乗っていました。

スチュワートはメジャー3勝、全米オープン優勝を経験するなど世界でも有名なゴルファーでした。

しかし、事故により42歳で亡くなることに。

この記事では、1999年リアジェット35墜落事故の詳細や墜落の原因とペイン・スチュワートのその後について紹介していきます。

【1999年リアジェット35墜落事故】超有名プロゴルファーペイン・スチュワートを乗せたジェット機が墜落!

プロフィール
  • 名前:ウィリアム・ペイン・スチュワート(William Payne Stewart)
  • 生年月日:1957年1月30日ー1999年10月25日(42歳没)
  • 出身地:アメリカ・ミズーリ州スプリングフィールド
  • 職業:プロゴルファー
成績

  • 優勝回数:米国11・国際7・メジャー3勝
  • 世界ランク最高位:5位(1991年)

事故は1999年10月25日、アメリカ・サウスダコタ州アバディーンで起きます。

スチュワートはこの日フロリダ州のオーランドからPGAツアー選手権の会場があるテキサス州ダラスに、チャーターしたプライベートジェット機「リアジェット35型」で向かう予定でした。

飛行機にはスチュアートを含む4人と操縦士2人の計6名が搭乗。

飛行機はテキサス州ダラスに向けて離陸します。

管制塔はリアジェット35型に高度39,000フィート(11,900メートル)まで上昇するよう指示。

ところが、離陸から数十分後突如リアジェット35型は管制塔と通信が繋がらなくなります。

さらに、リアジェット35型は指示された高度以上に上昇し、指定された地点で旋回せずそのまま直進。

異変に気づいた管制塔は空軍に協力を得て、空軍が擁するF16戦闘機を発進させてコンタクトを試みます。

しかし、窓は暗かったことから中の様子を把握することは出来ず、リアジェット35型から応答もありませんでした。

というのも窓は氷で覆われていたからです。

その後、何度かコンタクトを試みるも反応はなく。

さらに、リアジェット35型は機体を上下に操縦するポーポイズ現象で飛行をしてことも判明。

後の調査でオートパイロットによる運転をしていたようです。

そして、リアジェット35型はサウスダコタ上空で燃料を使い果たして急降下。

サウスダコタ州アバディーンの沼地付近に墜落することに。

サウスダコタ州アバディーンの場所

幸いにも墜落現場は牧草地で住民などへの被害はなかったようです。

 

リアジェット35型の墜落原因は?

その後、事故現場での調査が開始。

墜落したリアジェット35型の原型はほとんど留めていなかったようです。

調査の結果、離陸してから数十分後に客室内の気圧が何らかの原因で下がり酸素濃度が低下。

機内では客室高度警報などの減圧警報が鳴り、パイロットが解決するためのチェックリストを開き対応。

しかし、1番最初は酸素マスクの着用が載っていると思ったら、減圧の原因を排除することが優先と書かれていた。

そのため、パイロットは酸素マスクの着用が遅れて酸素不足になり意識を失った。

スチュアートたちも同様。

その後、オートパイロットで操縦するも燃料が足りず墜落に至ったと。

つまり、緊急時のチェックリストマニュアルの順番が違っていたことからパイロットが意識を失い、墜落したのではないかと。

ただ、客室の気圧が下がったことについては判明していないようです。

機体の不具合だったのでしょうか。

また、リアジェット35型の様子はテレビ中継でも放映され、最悪市街地に墜落する可能性があったため撃墜することも視野にあったそうです。

ただ、アメリカ国防相は可能性を否定したため撃墜されることはありませんでした。

しかし、一部では撃墜したとの噂もあるようですがどうなのでしょうか。

 

スチュアートの現在その後は?裁判も

残念ながら、スチュアートを含め飛行機に乗っていた6名は助かりませんでした。

スチュアートが参加予定だったPGAツアー選手権の会場も悲しみに包まれ、競技の2日目が中断。

出場選手たちのほとんどがスチュワートの追悼式に列席。

そして、スチュアートは2001年に世界ゴルフ殿堂入りを果たしています。

また、2005年5月にはスチュワートの家族と同乗していたマネージャーのロバート・フラリィ氏の家族などが、飛行機製造会社のリアジェットを相手に民事裁判を起こしました、

弁護士を務めたダニエル・バークス氏は 「リアジェットはなによりもその信用を裏切り、メーカーとしての責任をまっとうしていない」とコメント。

また、明らかになっていないものの数十億円もの損害賠償を求めたようです。

しかし、裁判の結果、被告であるリアジェット社は無罪との評決を発表。

リアジェット社側は自らが設計した機体ノーズ部分の圧力バルブに問題があったのではなく、すでに倒産しているサンジェット社の整備不良が原因と主張していたようです。

その後については不明ですが、陪審員裁判であったため控訴についてもしていない可能性が高いかと思われます。

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