1959年ロシア雪山9人怪死ディアトロフ峠事件の真相原因や犯人は?【何だコレミステリー】

2020年11月4日に放送される「世界の何だコレ!?ミステリー」でロシアの雪山で起きた男女9人怪死事件について特集されます。

これは、1959年にロシアのディアトロフ峠で大学生を含めた男女9人が不可解な死を遂げた事件です。

彼らはスキーで登山を計画していたようですが、下山予定日になっても戻らない事から捜索した所、全員が遺体で発見されることに。

ただ、数人の死因が不可解な事から怪死事件となったようです。

そして、今年の7月になってロシアの最高検察庁が「雪崩が原因」と発表したようですが果たして真相はいかに。

この記事では、ディアトロフ峠事件の詳細や真相原因や犯人などについて紹介していきます。

【世界の何だコレ!?ミステリー】1959年ロシア(ソ連)・ディアトロフ峠で9人が事件に巻き込まれ怪死?

事件は1959年2月に起きます。

事件に巻き込まれたのは、ソ連領にあるウラル山脈北部の雪山でスキーで登山をしていたウラル工科大学の在学生や卒業生9人。

(画像引用:http://www.museumcenter.org/)

巻き込まれた9人

上記写真の左上から

  • リュドミラ・ドゥビニナ
  • ユーリー(ゲオルギー)・クリヴォニシチェンコ
  • ルステム・スロボディ
  • アレクサンドル・コレヴァトフ
  • セミョーン(アレクサンドル)・ゾロタリョフ
  • ユーリー・ドロシェンコ
  • ジナイダ・コルモゴロワ
  • イーゴリ・ディアトロフ【リーダー
  • ニコライ・チボ=ブリニョーリ

当初はもう1人ユーリー・ユーディンもいましたが、持病により彼は途中で下山することに。

その後、9人はホラチャフリ山の東斜面にキャンプを設営するも事件に巻き込まれたようです。

9人は下山予定日から数週間経過しても連絡がない事から不審に思った親族が捜索を要請。

すると要請から1週間後に雪山で5人の遺体が発見され、残り4人の遺体は2ヶ月後に発見されることに。

発見された遺体から2人が頭蓋骨骨折、別の2人は肋骨を損傷。

さらに1人は舌を失っており複数の犠牲者の服からの放射性物質が検出された事で怪死事件へと発展したようです。

時間経過
  • 1月25日:スヴェルドロフスク州北部の中心地イヴデリに到着
  • 1月25日:イヴデリから約80キロ北方にある最後の有人集落ヴィジャイに到着
  • 1月27日:ヴィジャイからオトルテン山へ向け出発
  • 1月28日:ユーリー・ユーディンが持病のリウマチの悪化から離脱

ユーディンと別れたあと、生前の一行と遭遇した人間は現在に至るまで見つかっていない

  • 1月31日:オトルテン山麓に到達し、本格的な登山準備に入る
  • 2月1日:事件に巻き込まれる
  • 2月12日:電報が送られてくると予想されていたが届かない
  • 2月20日:一行の親族たちの要請でボランティアの学生や教師からなる最初の救助隊を派遣
  • 2月26日:5人の遺体が発見
  • 4月下旬:残り4人の遺体が発見される

 

発見された遺体の死因がおかしい?服から放射能を計測

捜索隊はまず、彼らが設置したと思われるテントを発見。

設置された場所はホラチャフリ山の東斜面。(ホラチャフリはこの地に暮らすマンシ族の言葉で「死の山」を意味

テントは内側から切り裂かれており、中には荷物だけが残されていたとのこと。

そして、テントからは8~9つの靴下の足跡、片足だけ靴を履いた足跡、そして裸足の足跡が500m離れたところまで続いていたと言う。

足跡が途絶えた近くには大きなスギの木がありたき火の後も。

スギの木は5m折れた枝があり、誰かが登ったことを示唆していたようです。

木の周辺には最初に発見された5人の遺体が。

最初に発見されたのはドロシェンコとクリヴォニシチェンコ

その後、ディアトロフ、コルモゴロワ、スロボディンが発見されています。

最初に発見された5人の損傷や死因など
  • ドロシェンコ:頭と足に火傷。切り傷や打撲傷と顔に乾いた血。頬に灰色の泡状物質。
  • クリヴォニシチェンコ:切り傷や打撲傷。鼻の先が欠けていた。手に火傷を負い指の関節が欠けていた。
  • ディアトロフ:切り傷や打撲傷。歯の欠損や唇から出血。
  • コルモゴロワ:切り傷や打撲傷。原因不明の大きな鈍い力による打撲傷。
  • スロボディン:1足のブーツを着用。切り傷や打撲傷に頭蓋骨を骨折。

いずれも死因は「低体温症

ドロシェンコとクリボニシチェンコは発見された時、下着しか着ていなかったそうです。

また、ディアトロフ、コルモゴロワ、スロボディンが発見された時、彼らはテントに戻ろうとしていた状態だったとのこと。

そして、残りの4人は雪が解け始めた2ヶ月後にスギの木から70m離れた渓谷で発見されることに。

後に発見された4人の損傷や死因など
  • コレヴァトフ:鼻を骨折。動物の捕食が原因で目とその周囲の軟部組織が欠けていた。服から放射能が計測。死因は低体温症。
  • ゾロタリョフ:死因は肋骨骨折。
  • ドゥビニナ:死因は肋骨骨折。目、舌、軟部組織が失われていた。後に服から放射能が計測。
  • チボ=ブリニョーリ:死因は頭蓋骨骨折。

(画像引用:https://twitter.com/)

ゾロタリョフとドゥビニナの肋骨はかなり大きなダメージを負っており、交通事故に匹敵するくらいの衝撃だったと言われています。

また、驚きだったのはコレヴァトフとドゥビニナの服から高い放射能が確認されたこと。

ただ、捜索隊がどのように経緯で放射能を計測したのかは不明とのこと。

 

犯人はスパイや宇宙人説にマンシ族やイエティなど様々

そして、大きな論争となったのが誰が彼らを死に追いやったか。

事件についてはメディアや専門家など多くの方が様々な説を指摘されていました。

犯人として浮上した説

  • スパイ
  • 仲間同士のケンカ
  • 宇宙人
  • 火の玉
  • マシン族
  • イエティ

など・・・

ただ、死因審問は1959年5月に公式に終了しており「犯人はいない」と結論付けられています。

 

スパイ

グループ内のメンバーに二重スパイがいたのではないかと。

CIAのメンバーが紛れ込んでおり、登山中に起きた不都合によりCIAメンバーが襲撃。

放射能が計測されたのはCIAメンバーがサンプルを持ち合わせていたから。

しかし、それはあまりにも不可解な話で陰謀説に過ぎなかったようです。

 

宇宙人・火の玉

UFOによる襲撃説は多くの人々の間で、UFOが彼らのテントを襲撃したのではないかと。

また、事件が起きた前後には夜空に火の玉が飛んでいるのが観測され、彼らに被害を及ぼしてたのではないかと。

ただ、ソ連のミサイルまたはロケットのテストだったと指摘されています。

 

マンシ族による

また、彼が登山していた場所は先住民であるマンシ族が暮らしていたようです。

彼が襲撃したのではないかという噂もありましたが、彼らが安易に襲撃する民族ではなく襲撃する理由もなかったとのこと。

また、彼ら9人以外の足跡がなくマンシ族は9人が亡くなった山を「死の山」と名付けていた事からも否定されることに。

 

イエティの仕業?

上記の写真はチボ=ブリニョーリが事件に巻き込まれる前日に撮影した写真。

写真にはイエティと思われる大男の影が。

イエティは西のシベリアとウラル山脈の荒野に生息していると長い間噂されていました。

ただ、その存在が確かなものか証明された事はこれまでなかったようです。

そして、ドゥビニナが舌を抜かれていた事からイエティの仕業ではないかと。

ただ、多くが低体温症で亡くなっておりテントが内側から切り裂かれていた事から可能性は低いかと。

 

ディアトロフ峠事件の原因は「雪崩」とロシアが発表!真相はカタバ風(滑降風)?

結局真相が不明のまま2020年7月にロシア最高検察庁はディアトロフ峠事件の原因を「雪崩」と発表しています。

また、2019年にはスウェーデンの登山家と地元のガイドが9人の道をたどり正確な旅を再現。

同じ条件化の元で検証した結果「カタバ風(滑降風)」が彼らを襲ったのではないかと言われています。

カタバ風とは

密度の高い空気が、高高度の地点から低高度の地点へと滑降することで起こる風のこと。

山や丘の頂上、高原などでは、そこを通り抜ける水平な風が弱いとき、空気は滞留して、放射冷却によって次第に冷やされて密度が高くなってくる。すると、重力によって、密度の高い冷たい空気は高度の低いところへ滑降し始める。

(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/)

検証により出された結論
  • 登山の疲れにより、テントが上手く設置出来ていなかった。
  • 山の勾配によりカタバ風が発生しテントを襲撃。
  • 避難するために急いでテントを脱出
  • キャンプに戻るための目印としてテントの上に懐中電灯を残す。
  • 彼らは風から逃れるため標高を下げて斜面を下る。
  • ドロシェンコとクリヴォニシチェンコが火を起こし、ドロシェンコはスギの木に登って枝を折った。
  • 木々に避難するも強風によって飛ばされた木々の直撃を5人は受けた。
  • クリボニシェンコ指関節の怪我は、意識を保つために噛んだことによるもの。
  • 残りの4人は峡谷に入り雪洞にを作るもも雪洞の上が崩壊し彼らを圧迫。

事件が起きた時の気温はマイナス25℃~30℃ときわめて低く、嵐が吹き荒れておりカタバ風が発生しやすかったのではないかと。

さらに、軟部組織の分解については特に水中で自然に起こるとのこと。

ドゥビニナは長期間水中にいて融解と凍結を繰り返したことで軟部組織の分解が起きたのではないかと。

また、放射能についてはコレヴァトフは原子核物理学を専攻していた事から、放射性物質と接触する可能性があったと言われているようです。

そして、テレビでは雪崩が彼らの命を奪うことになった原因と放送されました。

何だコレミステリーで放送された原因
  • ハードスラブ(強風などで積もった雪)の上にテントを設立
  • ハードスラブの下は雪崩が起きやすい場所。
  • そして、雪面が割れる音を聞いた彼らは急いでテントを脱出。
  • その後、周辺を彷徨う。
  • 体温は低下していき、次々に体力が奪われて息絶えてしまった。
  • 4人は雪洞が崩れたことによる圧迫死が原因。

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