2020年3月31日に放送される「ザ!世界仰天ニュース」で愛知豊明母子4人放火殺人事件について特集されます。
愛知豊明母子4人放火殺人事件は、2004年に加藤博人さん5人家族の家が放火され、加藤博人さん以外の4人が亡くなった事件です。
最初はただの火事による事故と思われていましたが、事件直後に家族が何者によって殺害、放火された放火殺人事件と判明。
ただ、現在も犯人は捕まっておらず未解決事件となっています。
この記事では、愛知豊明母子4人放火殺人事件の内容や犯人像などについて紹介していきます。
【仰天ニュース】2004年愛知豊明母子4人放火殺人事件の内容!
愛知県豊明市の母子四人殺害放火事件、事件発生当初はすぐにでも犯人が捕まるという雰囲気でしたが、警察の初動捜査の誤りがこんな結果になっています。 pic.twitter.com/vbEI73g9NB
— 青木正雄 (@ouendan10) September 7, 2019
事件は2004年9月9日に起きます。
被害者となったの愛知県豊明市に住む加藤博人さん一家。
9日の未明に加藤博人さんの家に何者が侵入して灯油をばら撒き放火。
放火により妻の利代さん、長男の佑基君、長女の里奈さん、次男の正悟君の4人が亡くなることに。

(画像引用:http://hitorigot0.blog.jp/)
加藤博人さんはこの日仕事の締切が迫っていたため、会社で残業しており無事だったようです。
当初は火事により亡くなっていたと思われていましたが、現場調査で灯油を撒いた跡や遺体に損傷があった事から殺人事件に切り替えての捜査が始まったようです。
多数の不思議な点

愛知豊明母子4人放火殺人事件にはいくつか不思議な点があると言われています。
- 男女によって違う方法で殺害されていた
- 侵入経路が不明
- 貴金属や通帳は残されていた
- 番犬として飼っていた犬が事件当時吠えなかった
1.男女によって違う方法で殺害されていた
妻である利代さんと長女の里奈さんはともに刃物で刺されていた。
2人には複数の刺し傷があり里奈さんは肋骨が折れるほど上半身を何度も刺されていた。
一方、長男の佑基君と次男の正悟君に刺し傷はなく鈍器のようなもの頭部を殴られていた。
4人とも抵抗した後がないことから、就寝中による犯行と推測。
また、2階で寝ていた利代さん、里奈さん、佑基君には殺害後布団がかけられてた。
2.侵入経路が不明
当時玄関や勝手口など1階の窓は全て鍵が閉まっており、唯一2階の長男の部屋の窓は網戸のみ施錠されていなかった。
2階からの侵入も考えられましたが、2階に梯子をかけた跡など犯人の侵入した形跡は見つかっておらず。
また、加藤博人さんが仕事で遅くなるため車庫内のある場所に勝手口の鍵が隠されていましたが、鍵は同じ場所から発見されたため犯人が使用したかは不明。
加藤博人さんは8日の午後11時に自宅に電話をかけていた。
3.貴金属や通帳は残されていた
また、自宅にあった貴金属や通帳など荒らされた形跡はなくそのまま残っていた。
4.番犬として飼っていた犬が事件当時吠えなかった
加藤博人さんの家では事件が起こる数年前から番犬として犬を飼っていた。
犬は身内以外に対してよく吠えていたが、事件当時は全く吠えることなく車の下に隠れて怯えていた。
父親である加藤博人さんが別の詐欺事件で逮捕!

また、2005年3月には加藤博人さんが詐欺事件で逮捕。
加藤博人さんは2001年ごろから会社名義でパソコンを購入し、質屋で換金するなど不正を続けていた疑い。
約520万円を会社から横領したと言われています。
加藤博人さんは高級クラブに頻繁に出入りしていたと言われており、横領したお金は遊興費や不倫に使用してた疑惑も出ていました。
さらに、同年5月には約5,600万円の約束手形を騙しとったとして取引先の社長と共に再逮捕されています。
加藤博人さんは2001年8月~04年1月までの間、工作機械の納入代金に計約480万円を水増しした請求書を、 数回にわたって機械器具製造会社に提出。
計約5,560万円相当の約束手形16通を振り出させた疑いがあったようです。
元々は放火事件の犯人として加藤博人さんを捜査していたところ、会社の詐欺が発覚したようです。
加藤博人さんは詐欺罪により裁判で懲役3年、執行猶予4年を言い渡されています。
逮捕により加藤博人さんは放火事件の犯人の疑いもかけられたとか。
犯人や事件については現在も未解決のまま

現在でも犯人は逮捕されておらず未解決事件になっています。
加藤博人さんが不倫をしており詐欺で逮捕されていた事から疑惑がかかっていました。
しかし、会社は自宅から車で往復2時間とかなり離れた距離にあったため犯行は不可能と言われています。
また、犯人逮捕に繋がるかもしれない手がかりとしては
- 2001年に車上荒らしにあっていた
- 2003年の夏ごろには、加藤博人さん宅に何者かが無理やり玄関のドアを開けようとしてた
- また、2004年以降は加藤博人さん宅を見る不審者がいた
- 消火作業をしていた地元の消防団員が、現場付近で不審なワゴン車(トヨタのハイエース・尾張小牧ナンバー)を目撃していた
- 運転手は30代~40代ぐらいで助手席には誰も乗っていなかった
と言われています。
凶器や放火の準備をしていたことから犯人は複数人いた可能性が高いと。
2010年に殺人事件の時効が撤廃されたため、現在も捜査は続いているようです。
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