2020年3月26日に放送される「アリガト!JAPAN」で2017年にフィリピンを出港後に遭難し、海上を約2カ月も漂流したフィリピンの男性が、日本の漁船に救助された話について特集されます。
救助されたのは「ローランド・オモンゴス(Rolando Omongos)」さん。
ローランドさんは漂流から58日後に「ワカバマル」という漁船に乗った日本人に救助されたようです。
この記事では、ローランド・オモンゴスさんがフィリピンで漂流した内容とローランドさんを助けた日本人について紹介していきます。
【アリガト!JAPAN】2017年にフィリピン人のローランド・オモンゴスさんが海で遭難
Él es Rolando Omongos, filipino de 21 años que pasó 2 meses a la deriva en el mar. pic.twitter.com/aUpRL0Fy2X
— David Esquivel (@dsquivel) March 30, 2017
漂流は2017年1月10日に起きます。
ローランドさんは2016年12月21日に、おじのレニエル・オモンゴス(Reniel Omongos)さんや他の巾着網漁船とともにジェネラル・サントス港を出港。
パプアニューギニア方面に向かっていました。
しかし、ローランドさんとレニエルさんは2017年1月10日に嵐により母船と離れてしまい漂流。
5日後には燃料切れになったようです。
ローランドさんによると毎日3~4隻が2人の近くを通り、助けを求めて大きく手を振っていたようですが気づいてくれることはなく。
すると、おじのレニエルさんが漂流から1ヶ月後に飢えと熱射により亡くなることに。
ローランドさんはレニエルさんをボートに乗せていましたが、死体が腐敗したため海に流したそうです。
その後、ローランドさんはボートの船体に生えているコケと雨水を食べながら飢えをしのぎ、熱帯の太陽の熱から海にに頻繁に飛び込むことで耐え忍んだそうです。
遭難から58日後(約2カ月後)にワカバマルに救助される

そして、漂流から58日間後に「ワカバマル」という日本の漁船に発見されて助かったそうです。
ローランドさんが発見された時には60キロ近くあった体重は20キロ台まで落ちていたとか。
また「やっと助けられたときは、泣きやまなかった。弱りすぎて立てなかったので、運び出してもらわなければならなかった」とコメント。
さらに、ローランドさんは小学6年生の頃から漁業をされていたそうですが、帰国の際に「帰国したら船には二度と乗らない。学校に行く」と誓ったようです。
ローランドを助けたわかば丸の日本人は誰で阿部清人船長!
本日入港の第6わかば丸と1日入港の第7わかば丸
だいぶ日が長くなってきましたぁ。 pic.twitter.com/ljtW5WZZBT
— 静浜RW09@ (@gojyocchi) April 3, 2017
そして、ローランドさんを助けたのは「第6わかば丸」の漁船であることが分かりました。
どうやら、ローランドさんを助けたことで表彰されていたようです。
当社船第6わかば丸は太平洋の海域において操業中、海難に遭遇しているフィリピン国カヌー(漁師1名)を救助し、 5月26日に海外まき網漁業協会から表彰を受けました。
カヌーは巾着漁網船とともにフィリピン南部セレベス海に面したジェネラルサントスを2名で出港後、燃料切れで2ヶ月間漂流し、その間はカヌーに生えてくるコケを食べ、飢えをしのいだとのこと。1名は本船の救助前に死亡。
船長は船の中でローランドさんに食事を作ったり長い間ボートに座っていたことからお尻の消毒をしてあげたそうです。
さらに、別れ際には2万円をローランドさんに差し出すなど非常に親切な対応をしていたとのこと。
そして、テレビでは今回ローランドさんを助けた第6わかば丸の船長を捜して鹿児島の山川港を訪れます。
ローランドさんを助けたのは「アベキヨトさん」と判明。
ただ、アベキヨトさんがノル第6わかば丸は沖に出ており静岡の焼津に戻ることが判明。
そして、焼津に向かうとローランドさんを助けた「阿部清人船長」が。
阿部清人船長は御年68歳で漁師歴50年の方。
1年のうち11か月以上は海の上にいるとのこと。
2人は再び再会することを誓いあったようです。
まとめ
【2017年フィリピン漂流ローランドオモンゴスを助けた日本人は誰?わかば丸【アリガト!JAPAN】】について紹介しました。
ローランドさんが命の恩人である阿部清人船長と再会できたのはよかったですね。
そして、阿部清人船長のローランドさんへの対応も非常に素晴らしいものでした。
感動はもちろんですが、あそこまで親切に出来る阿部清人船長の人柄の良さが際立つ内容でもありました。
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