インドの少年チュラムツ/タージが誘拐アメリカへ!18年後に母と再会で現在は?【ワールド極限ミステリー】

2020年2月5日に放送される「ワールド極限ミステリー」でインドで誘拐された少年について特集されます

これは、インドに住む少年「チェラムツ(タージ・ローランド)」が誘拐された後、売り飛ばされアメリカの養父母に引き取られた話です。

チェラムトゥはその後、インドの母親との再会を目指します。

チェラムトゥ(タージ・ローランド)が誘拐された経緯やアメリカの養父母との生活、母親との再会が出来たのかについて紹介していきます。

【ワールド極限ミステリー】インドの少年チュラムツ(タージ)が誘拐

(画像引用:https://www.ldsliving.com/)

タージローランドは8歳の時に人身売買の目的で誘拐され、キリスト教の孤児院に売り飛ばされます。

その後、アメリカの養父母にに引き取られる事になったタージ。

1979年タージは飛行機で雪の夜にアメリカユタ州ソルトレークシティーに降り立ちます。

タージは寒さや理解できない言葉を話す白人たちに囲まれて恐怖を感じます。

その後、タージはアメリカのフレッドとリンダ・ローランド夫妻に養子として迎えられる事に。

ただ、夫妻にはすでに2人の男の子の養子がおり、彼らよりも年下の女の子の養子を求めていました。

事前に教えていられた養子との情報は違ったためフレッド夫妻は悩む事に。

悩んだあげくタージを養子として受け入れ、同時にチェラムトゥは名前をタージに変えられます。

タージはすぐさまフレッド夫妻に誘拐について話すも理解してもらえず。

というのもタージはタミル語しか話せなかったため、もちろん夫婦は理解出来るはずもありません。

その後、フレッド夫妻はタージを新しい生活に適応させる事だけに集中します。

 

タージは徐々に適応

タージは最初新しい生活に適応するのに時間がかかります。

インドでは土の床のある小屋に住み、食べ物を見つけるためにゴミをかき回すことに慣れていたタージ。

空腹にならない事を理解するの苦しんだようです。

その後、タージは徐々に生活に馴染んでいきます。

それと同時に
過去のことは忘れて、今を生きる道を見つけなければならない
と自分に言い聞かせます。

 

フレッド夫妻はタージから衝撃の事実を知る事に

フレッド夫妻はタージを手助けするためにレスリングを習い始めさせます。

すると、タージはレスリングの大会に参加して賞を獲得。

(画像引用:https://www.ldsliving.com/)

よほど嬉しかったタージはフレッド夫妻に向かって「母に見せたい、母に見せたい」と報告。

リンダは「あなたの母親は私よ」と言います。

しかし、タージは「いや、インドの母親だよ」と言ったのです。

衝撃を受けたリンダは続けて「他には誰がいるの?」と尋ねます。

タージは「父親にお姉さん、そして2人のお兄さんがいると」と答えたのです。

その後、フレッド夫妻は何か月もかけてタージの親について調査をする事に。

また、インドの機関に手紙を送ったりするものの決定的なは手がかりについては見つからず行き詰ります。

一方、タージも自分のアイデンティティや過去についての未解決の感情に直面せざるを得なくなります。

タージは
自分が誰なのか、どうしてこんなことになったのか、私は一体何なのか?」
という感情に苛まれたそうです。

 

インドに帰りたい気持ちが強くなる

1994年、リンダの不動産オフィスの下に新しいインド料理店がオープン。

リンダはお店のオーナーのダニエルと話をしてタージを紹介。

タージはこの時21歳になっていました。

タージとダニエルはすぐさま仲良くなります。

そこでタージは不意にカレーの香辛料の匂いを嗅ぐことに。

その瞬間タージが長年抑圧してきた故郷の土地の思い出を引き起こします。

服の色、食べ物の匂い、茶色の肌。

養子になってから初めて食べたインド料理の味。

母と家族と一緒に小屋や、川と公園で遊んだ姿

まるでタージは子供の頃を思い出すかのように様々な記憶が蘇ったのです。

そして、タージは将来インドに戻って家族を捜す事を誓います。

10億人以上の人口を抱えるこの国で、家族を捜す可能性は限りなく低いという事実にも動じなかったのです。

 

ダニエルの妹プリヤと結婚

さらに、タージは運命的な出会いを果たします。

タージはお店で働いていると訪れた美女の姿にうっとり。

その人物はダニエルの妹・プリヤでした。

プリヤはインドの出身で大学進学のためにアメリカに訪れていたのです。

その後タージとプリヤは交際に発展。

ある日、プリヤがタージの小さい時のアルバムを見ていると手紙が挟まれている事に気づきます。

その手紙はフレッド夫妻がタージの家族を探すためにインドの機関に送った際の回答として送り返されたものでした。

実はその手紙はプリヤの父親が書いた手紙だったのです。

運命を感じたプリヤとタージは1996年に結婚。

(画像引用:https://www.ldsliving.com/)

また、プリヤは小さい頃にタージがテープレコーダーに録音したタミル語も理解出来たのです。

 

インドでの母親捜索が始まる

タージとプリヤが結婚した翌年、プリマの弟であるエマニュエルが結婚式インドで挙げることに。

タージはこれを利用して自分が住んでいた村を探す事にします。

すでにタミル語は話せなくなったタージ。

電話やメールで取引をしていたクリストファー氏の助けを借りて、コインバトールという名の孤児院に自身が売りとばされていたと知ります。

しかし、コインバトール孤児院はすでに閉鎖されていました。

また、タージは誘拐されてから3時間ほど車で運転された記憶を頼りに、孤児院から3時間足らず離れた町を探す事に。

ただ、ここでも手がかり見つからずタージは検索を一度諦めるエマニュエルの結婚式に参加します。

 

エマニュエルの助言で故郷を見つける

その後、結婚式でエマニュエルはタージが思い出して描いた地図を見る事に。

するとエマニュエルは「エロードの町を探すといい」とタージに提案。

タージはエマニュエルの友人の協力の元、エロードを訪れます。

しかし、手がかりは見つからず1度は引きあげる事に。

そして、戻るとタージはプリヤから「あなたは故郷に戻る必要がある」と言葉をかけられます。

プリマに勇気づけられたタージはもう1度エロードの中を探します。

すると、町中で信号を待っているとタージは子どもの頃に覚えていたココナツを割る音を聞きます。

同時にタージは昔住んでいた故郷の近くに自分がいる事に気づきます。

しかし、タージが昔住んでいた場所に行くと小屋はなく家族もどこかに行ってしまったようです。

再び手がかりを失ったタージでしたが、そこにはタージが子供ころに覚えていた地主さんがいたのです。

タージは地主に家族についての情報を尋ねると「君の兄弟であるセルバラージが10年前に布地漂白事業を始めた」と言ったのです。

タージたちはすぐさま数多くある町中の布地漂白事業の工場を1軒1軒訪れる事に。

そして、タージはセルバラージがいる工場を発見。

そこにタージが探し求めた母親もいたのです。

 

18年ぶりに再会

ついにタージは18年ぶりに母親と再会。

母親であるガウンダーは、すぐにタージの体にある特徴的なやけどを確認してタージであると認識。

2人は抱き合い再会を喜んだのです。

タージは再会した時の気持ちを
葉で表現するのは困難だ
と話しています。

また、妻であるプリマもタージの再会を喜び
この美しく、幸せで、涙を浮かべた再会を目撃したときに感じた喜びを言葉で説明することはできません。
とタージと同じような感情に浸ったようです。

タージの奇跡的な再会劇は村中に広まり多くの家族が彼の元に集まりました。

そこでタージは自身に起こった出来事や今までどのように暮らしていたのか話したようです。。

 

現在は

約20年ぶりの再会を果たしてタージは出生家族とのつながりを取り戻し、貧弱な状況を改善しているようです。

現在、タージはアメリカを行き来しながらインドに営業所を構えて村の人々に対して可能な限り雇用を提供しているそうです。

そして、2015年には養父母であるフレッド夫妻がタージがいるインドに向かう事に。

そこではフレッド夫妻とタージの家族がまるで1つの家族のようになったそうです。

リンダは
私にとってタージの母親と会うことはとても恐ろしいことでした。タージの母親が私たちをどう思うかも分からず。でも、会った瞬間にその不安はなくなった
と語ったようです。

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