2020年2月15日に放送される「土曜プレミアム・目撃!超逆転スクープ5」でアメリカの13歳少女誘拐監禁事件について特集されます。
これは、2018年アメリカ・ウィスコンシン州で当時13歳の少女だった「ジェイミー・リン・クロス」が誘拐された事件です。
ジェイミーは誘拐されてから88日後(約3カ月)に無事保護されたようです。
ジェイミーが誘拐された経緯や監禁生活、脱出できた理由と犯人の現在その後について紹介していきます。
【目撃!超逆転スクープ5】2018年アメリカ13歳少女ジェイミー・クロスがジェイク・パターソンに誘拐される!
事件は2018年10月15日にアメリカ・ウィスコンシン州で起きます。
事件に巻き込まれたのは13歳の少女「ジェイミー・リン・クロス」。
Family friend has “no doubt” that Jayme Closs will recover https://t.co/c9zpmlkWoY pic.twitter.com/Ap9eiGD4vG
— CBS News (@CBSNews) February 6, 2019
- 名前:ジェイミー・リン・クロス(Jayme Lynn Closs)
- 年齢:13歳(誘拐された当時)
ジェイミーは家に侵入してきた男によって連れさられます。
男の名前「ジェイク・パターソン」。
The man who kidnapped Wisconsin teen Jayme Closs and killed her parents was sentenced to life in prison without parole https://t.co/Y1G8DwPo4n pic.twitter.com/1pWA4nRnaD
— CNN Breaking News (@cnnbrk) May 24, 2019
- 名前:ジェイク・パターソン(Jake Patterson)
- 生年月日:1997年6月17日(22歳)
- 誘拐当時の年齢:21歳
パターソンは通学しているジェイミーをたまたま見て誘拐する事を決意。
そして、パターソンはジェイミーの誘拐を3回試みていたようです。
1回目は10月5日。
パターソンはジェイミーの家に近づくも、目撃者を残すことを恐れて失敗。
2日後に2回目の誘拐を試みますが、同様の理由で失敗します。
そして、10月15日にパターソンは3回目の誘拐で事件は起こります。
パターソンは周りに人がいない早朝にジェイミーの家を訪れます。
さらにはショットガンを武装。
ジェームズがライトを持って玄関に近づくとパターソンは発砲。
ジェームズはその場で亡くなります。
その後、パターソンは目撃者を残さないよう家の中を片っ端から捜査。
この時ジェイミーは母親であるデニス・クロスとバスルームに潜んでいました。
デニスはパターソンにばれないよう警察へ通報。
しかし、その最中にジェイクに見つかってしまいます。
パターソンはジェームズ同様、デニスを射殺。
そして、パターソンはジェイミーの手足を縛り車のトランクに押し込み誘拐したのです。
警察による捜査が開始

警察は通報から数分後に現場に到着。
ちなみに、警察が現場に到着する途中でパターソンの車とすれ違っていたようです。
家は荒らされており、そこにはジェイミーの両親であるジェームズとデニスの遺体が。
後にジェイクは20秒たらずでジェイミーを現場から連れ去ったと証言したようです。
隣人は銃声音を聞いていたのですが、ジェイミーの家族は日常から狩猟を行っていたため銃声音を疑問に感じなかったそうです。
また、警察は現場にジェイミーがいなかった事から殺害された可能性があるとして周辺の森林を捜査。
警察やボランティアを含む2,000人が動員されましたが発見には至らず。
その後、事件を知った国民がジェイミー発見のために約123万円の献金。
さらにFBIはジェイミーの身柄確保につながる情報提供者に約280万円の懸賞金を授与すると発表します。
それでもジェイミー発見には至りませんでした。
2週間後に下着泥棒が逮捕

捜査が進まない中で事件から2週間後、ジェイミーの家に侵入した泥棒が逮捕されます。
逮捕されたのは32歳の「カイル・イェンケ・アニス(Kyle Jaenke-Annis)」。
Kyle Jaenke-Annis, a Wisconsin Man Who Broke into Jayme Closs’s Home While She Was Still Missing, Has Been Sentenced: https://t.co/VApVtg53Kw pic.twitter.com/aOAniCm5vC
— Law & Crime (@lawcrimenews) June 27, 2019
カイルはジェームズとデニスの葬式の日に侵入して下着やタンクトップなど盗んだのです。
警察はカイルをジェイミーの両親を射殺した容疑者として取り調べを行います。
というのも、カイルはジェイミーの両親が働いていた店の同僚でもあったからです。
しかし、その後警察はカイルが事件に関与がないことを発表。
カイルはジェイミーの両親の事を知らず、ただ10代の女性の下着に興味があった事から泥棒を働いたと供述してたようです。
ジェイミーは100km離れた場所で監禁!

警察の捜査が難化する中、ジェイミーは自宅から100km離れたウィスコンシン州ゴードンにあるジェイクの父親の別荘で監禁されていました。
El secuestrador de Jayme Closs recibe dos cadenas perpetuas por matar a sus padres y 40 años por secuestro https://t.co/nwZEG8bJy3 pic.twitter.com/V6JjHJIbFr
— CNN en Español (@CNNEE) May 25, 2019
そこではまともな食事や水などは与えられなかったそうです。
父親や誰かが来た時には、パターソンはばれないようにジェイミーをツインベッドの下に隠していたのです。
そして、パターソンが外出するときにもジェイミーをベットの下に監禁。
その際にはベットの周りをおもりを入れたトートバッグや洗濯カゴで塞ぐ事に。
理由はジェイミーが脱走を試みようとするかを把握できるようにするためでした。
パターソンはジェイミーが脱走を試みた後がある事に気づくと、彼女に暴力を振るう事も。
さらに、ジェイミーに「もし見つかったら君に悪い事が起こる」と脅していたようです。
また、ジェイミーに対して性的妄想を抱く事もあったようですが、両親を殺した罪悪感から行動を起こす事はなかったようです。
それでも同じベットでジェイミーとパターソンは寝ていたそうです。
監禁されてから88日後(約3ヶ月)にジェイミーが脱出・生還!

そして、2019年1月10日。ついにジェイミーが脱出する時が訪れます。
この日パターソンは新たな始める仕事のために数時間家を離れる事をジェイミーに告げます。
ジェイミーはベット周りを塞いでいた押しのけベットから脱出。
シャツ、レギンス、スニーカーを履いて家から走ります。
ジェイミーは近くにいた地元の女性に出会い助けを求めます。
女性はニュースでジェイミーの事を知っていた事から隣人の家でジェイミーを保護。
すぐさま警察に連絡します。
警察が到着するとジェイミーは「ジェイクが両親を殺害した事、自身が誘拐されて監禁されていた」ことなど全てを説明。
警察はパターソンの家を訪れ尋問。
パターソンは「私がやった」と認めたのです。
ジェイク・パターソンのその後や現在は?
パターソンは1月14日に2度の第一級意図的殺人に誘拐と武装強盗で起訴。
3月には有罪判決が認められます。
そして、2019年5月にパターソンはジェイミー両親殺人とジェイミー誘拐・監禁の罪で懲役40年と仮釈放なしの終身刑が言い渡されています。
また、パターソンは事件を起こした事について翻訳で少しニュアンスが違うかもしれませんが
私がこれをやったとは信じられない・・・振り返ってみると本当にばかげている
誰もがこれほどジェイミーを傷つけたことをどれほど残念に思っているか、想像することさえできない。
ごめんなさいジェイミー!
といった主旨の事を語っていたようです。
パターソンの性格は
また、パターソンは学校一静かな人物だったようです。
集合写真でもみんな笑顔でピースする中でカメラワークを無視して1人で俯くなど笑顔を見せる事はほとんどなかったとか。
犯罪歴もなくおとなしかったパターソンは、通学中のジェイミーを発見した事で豹変してしまったようです。
ジェイミー・クロスのその後や現在は?
It was one year ago today when kidnapped WI teenager Jayme Closs (after witnessing her abductor murder her parents) escaped her captor after 88 days. Today she is surrounded by the love of family as she continues to be resilient and reclaim her life. #JaymeClossStrong pic.twitter.com/GW7i4qIrnw
— FBI Milwaukee (@FBIMilwaukee) January 10, 2020
ジェイミーは警察に保護された後、入院。
まともな食事を摂取していませんでしたが、特に大きな病気は見つからずすぐに退院。
その後、叔母であるジェニファー・スミスによって引き取られる事になります。
さらに、ジェイミーのために集まった懸賞金約270万は彼女をサポートするためにジェイミーの元へ渡ったそうです。
また、ジェイクの裁判が行われた際の陳述書には
今では家の警報をセットしないと眠ることができません。
以前は友達と外出するのが好きでした。
学校に行くのが好きで、ダンスを踊るのが好きでした。彼はそれらすべてを私から奪ったのです。
いまの私には表に出ることなどできません。
怖くて、不安でたまらなくなるのです。
私のような女の子ならごく当たり前にやるようなことですが、私にはできません。
彼にすべて奪われてしまったからです。
彼は私の両親を奪いました。
私の好きだったこともほとんど奪いました。
88日間、彼は私自身も奪おうとしました。
彼は自分が傷つける相手、殺す相手が誰だろうと気にも留めませんでした
彼は永遠に牢屋に入れておくべきです。
と書かれたようです。
現在は叔母と一緒に暮らしており、両親を亡くしてしまったもののたくさんの人々に愛されているみたいですね。
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