2020年2月7日に放送される「坂上どうぶつ王国」で広島県尾道高校ラグビー部のマネージャー犬について特集されます。
マネージャー犬の名前は「クーちゃん」
クーちゃんは当時無名だった尾道高校を全国大会へと導いたようです。
尾道高校ラグビー部とクーちゃんの出会いや現在について紹介していきます。
【坂上どうぶつ王国】尾道高校ラグビー部マネージャー犬「クーちゃん」との出会いは?
今日のクーちゃん。vol.6
尾道も今日から急に寒くなりました。私も毛布を用意してもらったよ。動く気なくなっちゃう…。今日から選手のみんなはテストだよ。寝不足にもなっちゃうだろうから、体には気をつけてね。 pic.twitter.com/Pj94g6j6CY
— 尾道高校ラグビー部 (@BURIKENS) December 3, 2015
尾道高校ラグビー部とクーちゃんとの出会いは2004年。
野良犬だったクーちゃんは高校のグラウンドに度々現れてはラグビー部と一緒に練習をしていたそうです。
次第にクーちゃんはラグビー部の一員に。
ただ、それを見た通行人が通報して保健所に連れて行かれる事になったそうです。
学校では生き物を飼う事は出来なかったためクーちゃんは保健所に行く事に。
しかし、すでにラグビー部の部員たちの間ではクーちゃんも仲間の1人という認識があり当時の監督に
「ラグビーという助け合いの精神があるスポーツをしているのにクーちゃんを助けられないのはスポーツ精神に反する」
と訴えたそうです。
その結果、監督は遠回しにクーちゃんを飼う事を認めてくれたのです。
監督が認めたのは過去に自身も野良犬にエサをあげていた経験があったそうです。
その後亡くなってしまい「もっと可愛がってあげればよかった」とその時に後悔した過去があったから、飼う事を許可したみたいです。
その後、選手にたちによって大切に飼われたクーちゃんは、ラグビー部のマネージャーになりチームに欠かせない存在になったようです。

(画像引用:https://ameblo.jp/makimaki307/)
練習中のクーちゃんについて
練習中のクーちゃんは監督の隣でまるで第二の監督のように座っていたとか。
クーちゃんは合宿の時も部員たちと一緒だったようで北海道から鹿児島まで、日本全国一緒に旅をしたようです。
また、クーちゃんのおかげでチームは年連関係なく切磋琢磨出来るようになったそうです。
その結果、創部3年目で無名だった尾道高校は県大会の決勝に進出。
前年優勝の広島工業に見事勝利して初めての全国大会出場を決めたのです。
尾道高校ラグビー部の成績は?
尾道高校は2004年に全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)に初出場。
その後は、2007年に2回目の出場。
2007年以降は13年連続で全国大会に出場しています。
また、2014ー15年時の大会では3位になるなど一躍全国レベルの強豪校へとのし上がりました。
- 2004年:1回戦
- 2007年:ベスト8
- 2008年:3回戦
- 2009年:2回戦
- 2010年:3回戦
- 2011年:1回戦
- 2012年:3回戦
- 2013年:2回戦
- 2014年:ベスト4
- 2015年:1回戦
- 2016年:2回戦
- 2017年:3回戦
- 2018年:2回戦
- 2019年:2回戦
卒業生に日本代表選手はいないようですが、トップリーグ(1部リーグ)で活躍する選手を複数輩出されています。
クーちゃんの現在は?
クーちゃんは2018年1月に天国へと旅立ったようです。
享年は14歳9ヶ月でした。
人間でいうと80歳近くにあたり長生きされたみたいです。
高齢になりガンを患っていたそうです。
クーちゃんは亡くなる直前、歩けないにもかかわらず最後の力を振り絞って散歩に出かけたようです。
2018年1月5日6時12分 クーちゃんは監督と監督の奥さん、そして部員たちが見守る中で、ゆっくりと静かに息をひきとりました。
花園を終え、集合日の次の日に亡くなったのは、最後の挨拶をしてくれたようでした。
花園出発の前日にはもう自力では立ち上がることもままならなかったクーちゃんが自分で立ち上がり、散歩に行きたいと鳴いてくれました。
クーちゃんは最後の最後まで自分を仲間の1人として認めてくれたラグビー部のみんなに恩返しがしたかったのかもしれませんね。
また、2019年大会は出場した3年生がクーちゃんを知っている最後の代でもありました。
今後はクーちゃんについて知らない選手のみになりますが、今の1・2年生や後の新入部員にもクーちゃんの事について受け継がれて欲しいですね。
まとめ
【尾道高校ラグビー部マネ犬のクーちゃんの出会いや現在は?】について紹介しました。
非常に感動的な話ではありますね。
もし、クーちゃんがあのまま保健所に連れて行かれていたら尾道高校での幸せな時間が訪れる事はなかったでしょう。
そういった意味では当時の尾道高校ラグビー部の部員たちは恩人でもあったわけです。
そして、クーちゃんは自分を救ってくれた変わりに部員たちを全国大会という素晴らしい舞台にも連れて行ってくれたようですね。
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