2020年4月22日に放送される「世界の何だコレ!?ミステリー」でアメリカ・ペンシルベニアで起きたピザ配達人爆死事件について特集されます。
ピザ配達人爆死事件とは、2003年にピザ配達員であったブライアン・ウェルズが、銀行強盗を行った直後に首に装着された時限爆弾で殺害された事件です。
ピザ配達人爆死事件の詳細と真相や犯人は誰なのかについて紹介していきます。
この記事の目次
【世界の何だコレ!?ミステリー】2003年アメリカでブライアン・ウェルズが銀行強盗直後に首に巻いた時限爆弾で亡くなる!

事件は2003年8月28日、アメリカ・ペンシルベニア州のエリーで起きます。
ペンシルベニアで30年間ピザ配達をしていたブライアン・ウェルズが拳銃を持って銀行に押し入り25万ドルを要求。
On August 28, 2003, Brian Wells, set out to deliver two large pizzas. What started as a typical delivery, ended up becoming one of the most bizarre criminal cases in the nation. Was Brian Wells an innocent victim or was he an accomplice of an evil genius?https://t.co/ZWKO5VbqGo pic.twitter.com/Pzor3zr0Eg
— Eye for an Eye (@EyeforEyePod) August 15, 2018
- 名前:ブライアン・ドウグラス・ウェルズ(Brian Douglas Wells)
- 生年月日: 1956年11月15日-2003年8月28日(享年46歳)
- 出身地:アメリカ・ペンシルベニア州
- 職業:ピザ配達員
銀行員は窓口にあったお金をかき集め8,000ドルをブライアンに手渡します。
ブライアンは指定額に到底満たなかったものの、受けとり銀行を後に。
ブライアンは強盗に成功するも、銀行員は上手く連携を取り警察に連絡していため、逃走から10分足らずでブライアンは逮捕されることに。
確保されたブライアンは警察官に「この首輪は時限爆弾だ。爆弾を外して欲しければ銀行で強盗してお金を持って来いと脅された。」と訴えたのです。
さらに「この爆弾にはトリップコードが仕掛けられていて、誤って処理すると爆発する」と。
警察は半信半疑だったものの、爆弾処理班を呼びます。
警察はブライアンの周りをパトカーで固め、周囲に被害が及ばないところに移動させます。
しかし、爆弾処理班が到着する少し前に爆弾が爆発してブライアンは亡くなることに。
ブライアンは最後に「ピザ屋の店長に連絡させてくれ」という言葉を残している。
実際にテレビで生中継された爆発の瞬間がこちら→https://www.youtube.com/
※視聴の際はご注意ください。
別の事件でマージョリー・アームストロングとウィリアム・ロススタインが逮捕される!

その後、警察が捜査を進める中でいくつかの不思議な点が判明します。
- ブライアンが着ていた白いシャツの胸にはGUESS(推理しろ)と書かれていた(挑発?)
- 残された9枚のメモには強盗の手順、その後首輪を外すための鍵の入手方法が書いてあった(まるで謎解きゲームのよう)
- 時限爆弾のタイマーは60分(最初からブライアンを助けるつもりはなかった?】
- ウェルズが強盗時に持たされていた杖型の銃や、首輪からはまったく証拠が見つからず
- ウェルズの同僚だったロバート・ピネッティが事件直後自宅で死んだ(薬物の過剰摂取)
このようにいくつも不可解な点があったようですが、犯人に繋がる決定的な証拠は見つからず捜査は難航。
しかし、事件から1ヶ月後事件は急展開を迎えます。
ウィリアム・ビル・ロススタイン(William “Bill” Rothstein)と名乗る人物から「ある女の家に死体がある。処分を依頼されたが断った」という通報があったのです。
A sure sign of suspicious behavior: dumping 1040 lbs. in landfill. William Rothstein did it 13 yrs ago. #PizzaBomber pic.twitter.com/3rWBOZpgYf
— PizzaBomber & Beyond (@PizzaBomber) September 13, 2016
警察が現場に行くと冷凍庫に放り込まれた死体を発見。
そこから依頼主の女性はマージョリー・ディール=アームストロング(Marjorie Diehl-Armstrong)と判明。
Three years ago, Marjorie Diehl-Armstrong, a central defendant in the #PizzaBomber case, died in prison. She was 68 and had been suffering from cancer. Her story is covered at length in @RLPGBooks‘ “Mania and Marjorie DIehl-Armstrong.” #TrueCrime #ManicMarj #EvilGenius pic.twitter.com/V07ffsGp45
— PizzaBomber & Beyond (@PizzaBomber) April 4, 2020
マージョリーは交際相手であったジェームズ・ローデンが浮気していることを知って、ジェームズを射殺。
ロススタインは「死体隠蔽および現場の清掃を手伝わせるため自分に2,000ドルを支払った。マージョリーが危険な人物であり恐れて警察に連絡した」と証言したのです。
その後、ロススタインは死体遺棄の容疑で、マージョリーは殺害容疑で逮捕されます。
マージョリーとロスタインは以前からマークされていた
We’re always amazed at how the #PizzaBomber case continues to captivate audiences, and that’s especially true during this spooky season. Take a look at how two of our readers dressed up as William Rothstein and Marjorie Diehl-Armstrong to celebrate Halloween. #TrueCrime pic.twitter.com/tKm50VJvAc
— PizzaBomber & Beyond (@PizzaBomber) October 30, 2019
マージョリーは複数の精神疾患を抱えており過去に、夫と複数の交際相手が不審な状況下で死亡していたことで以前から当局からマークされていた。
マージョリー・はIQが高く、1度は正当防衛により無罪判決を受けている。
また、ロススタインにも殺人事件に関与した経歴があった。
1977年、ロススタインは友人の1人が恋敵を殺害するにあたって凶器の拳銃を提供。
その後には拳銃の破壊を試みていたが、事件への証言を行うことと引き換えに訴追免除されている。
FBIは爆弾や改造銃作る技術を持っている人間を捜索し、そこで浮上してきたのがこのロススタインだった。
ロススタインが自宅に作業場を持っていることも判明。
そこから「技術者ロススタイン・主犯格マージョリー・実行犯ブライアン」とし捜査を進めていった。
しかし、ロススタインは2004年に急性白血病で亡くなっており、自供を得ることは出来ていない。
マージョリーが自供!真相とブライアンも共犯者だった?

そして、2005年にFBIは弁護士を伴い刑務所を移ることを条件にマージョリーから有力情報を提供すると提案。
すると、マージョリーは多くの情報を自供します。
- 仲の悪い父親の遺産が自分に入らないことに腹を立て、父親を殺すことを計画
- 釣り仲間のケネス・バーンズ(Kenneth Barnes)に殺しを依頼(ケネスはやる気がなかったと証言)
- その金を工面するために銀行強盗を計画
- ロススタインに爆弾を作らせた
- 情報を漏らそうとした夫のローデンを射殺した
マージョリーとバーンズはお互いを真犯人と罵倒しあっていとか。
Thirteen years ago today, FBI agent Jerry Clark and ATF agent Jason Wick met with Kenneth Barnes and informed him that Marjorie Diehl-Armstrong said he framed her in the #PizzaBomber plot. This was key as Barnes ultimately would testify against her. #TrueCrime #ManicMarj pic.twitter.com/qoxZMCSI8w
— PizzaBomber & Beyond (@PizzaBomber) February 14, 2019
さらに、2007年にブライアンなじみのジェシカから「二人でケネス・バーンズという男の家に行き、そこでマージョリーに会った」と証言を得ることが。
What if @shmerriman became a crack whore prostitute from Erie, Pennsylvania? Jessica Hoopsick. pic.twitter.com/Cc5LCboM5v
— KFC (@KFCBarstool) May 14, 2018
ジェシカは、コカインの売人でもあるバーンズの顧客だった。
そこで、マージョリーと出会うことになる。
ジェシカによれば、ロスステインとマージョリーが、誰かお人好しを脅して強盗をやらせる計画を立てており、ジェシカは「ブライアンを利用すればいい」と提案していたのです。
マージョリーとバーンズの裁判や現在は?真相も
Case 81: Brian Wells
What did you think of the case?
Pictured is Brian Wells wearing the collar bomb; Bill Rothstein, Marjorie’s house and Marjorie Diehl-Armstrong pic.twitter.com/aVwAhVhv6y
— Casefile: True Crime Podcast (@case_file) April 19, 2018
裁判により2008年にバーンズには45年の懲役刑が宣告。
2011年にマージョリーは終身刑を宣告されています。
マージョリーはその後、2017年に刑務所内で死亡しています。
バーンズによると主犯格はマージョリーで、ウィリアム、ケネスそしてブライアンも仲間だった。
ブライアンは配達途中でウィリアムの家に行き偽者だと騙され爆弾を首に装着される。
しかし、装着後に本物であることを告られ、動揺しながらも犯行の指示書を受取る。
銀行に向かったが、気が動転し焦ったブライアンがわずかな金しか奪えなかったため、マージョリー達は現場から逃走する。
ケネスをはじめ事件に関わった3人は、ブライアンが爆死したため自分に捜査の手が届くとは思っていなかったと述べている。
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